「旦那・彼氏が水虫を治そうとしない」って話は何度か聞いたことがあります。女性でもあるとは思いますが、一般的に男性のが放置している印象があります。
今回お話したいことは「白癬菌(水虫など)はうつる」ってことです。
治そうとしない人を治すように説得している間にも、うつる可能性はあります。なので、まずは自分が【うつらない為の対策】を取って置くべきだと思います。
これは水虫だけに言えることではなく、白癬菌が関係している【いんきんたむし】や【手の水虫】や【しらくも】などにも言えます。
ちなみに、白癬菌は人間の死んだ細胞内のケラチンをエサとしています。人間の死んだ細胞とは「皮膚(角質層)・爪・毛」です。なので足だけでなく、全身で白癬菌が関係する病気があるのです。
目次
白癬菌が関係する病気はこうしてうつる
白癬菌が関係する上記症状がある方が落したアカには白癬菌が潜んでいます。人間は生活をしていく上で、アカを自然に落しているものです。このアカの中でも白癬菌は環境がよければ1年以上生きているのです。
このアカが【足】について発生する症状が【水虫】
このアカが【手】について発生する症状が【手の水虫】
このアカが【頭】について発生する症状が【しらくも】
このアカが【股】について発生する症状が【いんきんたむし】
など、まだ他にもあります。
よく「水虫が再発した!」と聞きますが、その理由の一つがこれで、水虫が治る前の自分が落としたアカからまたうつってしまったケースです。
白癬菌にも色々と種類がありますので、必ずうつる訳ではありませんが、白癬菌関連の病気が一番うつりやすいのは家庭内での感染ってことは調査結果で明らかです。
白癬菌が付着して24時間で症状が発生する!?
水虫で例えますが、白癬菌付きのアカを踏んでしまって、足に水虫が発症するまでにどのくらいかかるのか?
これは、足の状況や生活習慣(特に温度・湿度)などによって変わってきますが、一般的に白癬菌は24時間以上の時間を掛けて角質層に入り込みます。
しかし、角質層に傷などがある場合は、白癬菌の侵入速度は早まり12時間といった検証結果もあります。(皮膚科の専門医の方の書籍に書かれていました)
こういったことから一緒に住んでいる家族に水虫の人がいると、掃除しても常にアカが落ちていて、そこからの感染するケースが非常に多いのです。
簡単に部位別の白癬菌による症状についてお伝えします。
頭:頭部白癬(しらくも)
子供や高齢の女性に多く見られます。子供にしらくもが発症してしまう理由の多くは「ペット」からの感染が挙げられます。
体:体部白癬(たむし)
顔から手の甲、足の甲まで体中どこにでもでき、最初は小さな虫刺されのような赤いブツブツの症状が出てきます。
手:手白癬(手の水虫)
殆どが足の水虫からうつったものです。症状は、手のひらの皮が厚く硬くなって、皮がむけてひび割れを起こします。
股:股部白癬(いんきんたむし)
股に白癬菌が付くことにより、弓状の赤い隆起が生じて、その内側は平らで淡い褐色調の色素沈着を伴います。
足:足白癬(足水虫)
一般的によく知られている水虫がこれです。水虫の症状にも「趾間型・小水疱型・角質増殖型」と3タイプあります。
爪:爪白癬(爪水虫)
足の水虫を放置して白癬菌が爪の中まで入ってきてしまったケースです。爪が変色してボロボロになり崩れます。
詳しい症状(画像)などはこちら
白癬菌による症状がうつる前に取るべき対策
この様なことから家族やよく一緒にいる人が水虫や白癬菌に関わる病気を治そうとしていない場合は、自分や子供にも感染してしまうケースが多いのです。
ここからはうつらないように事前に取る対策を紹介します。
24時間以内に患部を洗う
白癬菌は洗い流すことができます。先ほどお伝えした通り24時間以上の時間を掛けて白癬菌は角質層に入り込み症状を表しますので、白癬菌が付着したとしてもこまめに洗い流すことにより感染は免れます。
銭湯など、外出先で裸足になる場所には白癬菌がかなりいます。こういったところから帰ってきた時には、すぐに患部を洗うようにしましょう。
部屋の掃除をこまめにする
白癬菌付きのアカを部屋から追い出すイメージです。フローリング・畳・カーペットなどこまめに掃除をしましょう。子供は全身でゴロゴロして遊んだりするので、部屋の掃除をすることは大切です。
バスマット・スリッパの共用はやめる
白癬菌は高温多湿を好みますので、バスマットやスリッパの共用はやめましょう。特にバスマットは一番感染する場所と言っても過言ではないぐらいです。
使った後はすぐに洗濯することは勿論、それぞれマイバスマット・マイスリッパを使用しましょう。また、白癬菌は洗い流せるので洗濯物を分ける必要はありません。
手軽にできるうつる前に取るべき対策
こういった対策をやっていても白癬菌がうつる可能性はあります。特に子供の場合は、我々が思いつかない行動を取ったりするので不安でもあります。
結局は白癬菌が体に付着して角質層に入り込むことから、白癬菌の症状は出てきますので最初から身体ににバリアを張って置くことで手軽に対策を取れます。
しかし、水虫ではない子供に薬剤を塗るのも心配ですし、薬剤ではない天然の成分のものがいいと思います。そんな場合におすすめなのが「クリアフットヴェール」です。
天然成分で体にバリアを張れる
クリアフットヴェールは、CPL(環状重合乳酸)・竹酢液(ちくさくえき)・サリチル酸の効果により、事前にバリアを張って体を守ってくれます。
CPL(環状重合乳酸)
CPL(環状重合乳酸)は、健康維持に非常に大切な働きを持ち、中高年から衰えるといわれる免疫力をバックアップするものとして注目されている物質です。天然の素材であり化学薬品ではありませんので、使用量などにとくに決まりはありません。
(参考文献:環状重合乳酸CPLとは?/お役立ち文庫)
竹酢液(ちくさくえき)
竹酢液に含まれているフェノール系化合物に、水虫の治療に有効な抗真菌性があることが知られています。
(引用元:竹酢液の使い方・効能 【竹炭工房 無限窯】)
サリチル酸
サリチル酸には、皮膚の角質を軟化させる作用や、水虫の菌(白癬菌)をおさえる作用があります。軟膏や液剤、あるいは絆創膏に製剤して、乾癬や角化症、イボやタコ、ウオノメ、水虫などの治療に用いられています。
(引用元:サリチル酸|おくすり110番:薬事典版)
妊娠中・授乳中の使用、薬併用も可能
![]() |
この様な薬ではない対応品もありますので、事前からバリアを張っていれば「旦那(彼氏)が水虫を治さない」って場合でも、自分や子供への感染は未然に防げて安全です。
今回は、「旦那(彼氏)が水虫を治さない」子供にうつる前に取るべき対策として、身近にいる白癬菌を追いやる方法をいくつか紹介させていただきました。