水虫と爪水虫は原因は同じですが、症状・部位により選ぶ塗り薬は変わってきます。
水虫と爪水虫の違いによる適切な方法を今回は紹介しいたいと思います。
水虫と爪水虫の種類
大きく分けて「水虫3種類+爪水虫1種類」の計4種類についてこちらではお話していきます。
『【画像で比較】3つのタイプの水虫を紹介「症状の違いで異なる治療法」』でもお話していますが、水虫には「趾間型・小水疱型・角質増殖型」と3種類あります。
部位により選ぶ塗り薬が変わってくる理由は、原因菌である白癬菌が潜んでいる部位の角質層の厚さの違いなどが関係しています。
この白癬菌が潜んでいる場所のガードが堅い場合は、ガードを緩め浸透力のある塗り薬で殺菌することが必要ってイメージです。
趾間型の水虫の場合
指の間に症状がでるのが趾間型タイプの水虫です。
最初に指の間が赤くなったり、薄い皮がむけたりします。
やがて皮膚が白くふやけてジクジクしたり、赤くただれたりすることがあります。
水ぶくれが出てくる場合は、指の間の皮膚が厚く硬くなる場合もあります。
小水疱型の水虫の場合
足の裏の特に土踏まずや足の指の付け根に近い部分、いわば足の上半身部分に症状が出るのが小水疱型タイプの水虫です。
周りが赤くなった小さな水ぶくれがいくつもできるのが特徴です。
角質増殖型の水虫の場合
足の裏全体の特にかかとの角質層が厚く硬くなるのが角質増殖型タイプの水虫です。
ボロボロ皮がむけ、アカギレのようにひび割れを起こすこともあります。
痛みやかゆみは殆どない場合が多く、老化現象や乾燥だと思い水虫だと疑わないでいるケースが多いです。
このタイプは殺菌成分だけでなく、角質層を軟化させ浸透しやすくする成分が入っている薬でないと効果が見込めません。
爪水虫の場合
爪が白・黄・茶などに変色したりボロボロに崩れたりするのが爪水虫です。
足の水虫を放置して白癬菌が爪の中にまで入り込んできたパターンが殆どです。
完治させないと爪の中で白癬菌を飼っている状況になり、他の部位への感染も考えられます。
このタイプの水虫は殺菌力だけでは治りません。爪の内側まで浸透する成分に長けているものが効果を挙げています。