水虫・爪水虫などの原因菌である白癬菌は犬猫などのペットにも感染しますが、ペットから人間に水虫や爪水虫といった症状がうつるといったケースはあまりありません。
しかし、ペットから人間に白癬菌がうつりしらくも(頭部白癬)やたむし(体白癬)になるケースが多くなってきているのです。
ペットを好んで寄生する白癬菌もいる
『水虫・爪水虫の原因菌である白癬菌について|白癬菌が体に及ぼす病気』でもお話しましたが白癬菌と一言にいっても種類があります。
白癬菌の中でも犬や猫など動物の毛に好んで寄生するものもいて、その代表が「ミクロスポルム・キャニス(犬小胞子菌)」です。
この菌はもともと日本にはいなかったのですが、50年ほど前から高級なペットの輸入が多くなり日本に持ち込まれました。
こういったことから当時は高級なペットだけが感染源となっていましたが、一部の無責任な飼い主に捨てられてしまったペットから野良犬・野良猫などに感染していって、現在では日本中の犬や猫に広がっていると考えられています。
女性や子供に多いペットからの感染
ペットから人間への感染は、ペットをよく抱いている子供や女性に多い傾向があります。
発症場所や症状は、ペットに触れやすい顔・首・腕などに、赤みが強く小型のたむし(体部白癬)がたくさん見られるようになります。
また、この白癬菌は髪の毛にも感染することが多く、しらくも(頭部白癬)を引き起こすことでも知られています。
しらくもの場合は髪の毛が抜けてしまってハゲができてしまう症状もあるので精神的にもかなりキツイ状況になります。
ペットも一緒に白癬治療を行なう
現在のペットショップでは、この菌への感染を気を付けているようですが、拾ってきた猫などから感染する人が多く見れれています。
ペットは家族です。一緒に生活して一緒に出掛けたりする分、色々なところに白癬菌をばら撒いている状況です。
もしも、ペットからこの菌に感染した場合は、感染源であるペットの白癬が治らない限りは、再び感染することもあります。
自分や家族だけ治療をするのではなく、ペットも一緒に治療を進めていく必要があります。
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