水虫・爪水虫と共に経験があり、都内で働かれている現役の薬剤師さん(59歳・男性)に、市販薬のおすすめを聞いてきました。
今回は【薬剤師がおすすめする市販薬】についてお話したいと思います。
目次
現場の薬剤師がおすすめする「水虫・爪水虫の市販薬」
ドラッグストア内の水虫薬がたくさん並んでいる前で、薬剤師さんに答えてもらった内容をお伝えします。
同じ製薬会社から複数の水虫薬が出ているのは「クリーム・軟膏・液体・ジェル・スプレー」と分かれているからです。中には部位別に出している水虫薬もあります。
(例)タイプが複数ある水虫薬
(例)部位別に複数ある水虫薬
迷った場合はクリームタイプがおすすめです。選び方は症状によって変わってきます。
クリーム | 軟膏 | 液体・ジェル | スプレー | |
長所 | バランス〇 | ジクジク症状〇 | 浸透性〇 | 患部に触れない |
短所 | なし | べたつきあり | ジクジク症状✖ | 浸透性✖ |
水虫薬を選ぶ際の注意点は、なるべく【新しい成分】の水虫薬を選ぶようにしてください。
古い成分の水虫薬の場合は、水虫菌自体がその成分に対応してしまいあまり効果がない場合があります。新しい水虫薬の成分でおすすめなのは「テルビナフィン塩酸塩」や「ブテナフィン塩酸塩」などです。
また、先ほどの話「同じ製薬会社でも似たような品名での違う水虫薬が出ている」の理由は、成分の違いによるものもあります。
(例)同じ製薬会社だが成分が違う水虫薬
(左)ダマリングランデXの成分「テルビナフィン塩酸塩」、(右)ダマリンLの成分「ミコナゾール硝酸塩」
一般的に人気があるのはラミシールプラスです。ここにある中(ドラッグストア内)で一番おすすめの市販薬はこれです。(ドラッグストアのプライベートブランドでした)
おすすめな理由は、ラミシールプラスの成分「テルビナフィン塩酸塩」と同じ成分(同じ効き目)で同じぐらいの金額ですが、容量が倍以上なのでこちらをおすすめしています。
一般的に人気な水虫薬
爪水虫の場合は、ここにある市販薬では完治は難しいです。私(薬剤師)も経験しましたが病院に行きました。飲み薬は確かに副作用の懸念がありますが、私の場合は問題なく治りましたよ。
また、爪水虫ではなく角質増殖型(かかと)の水虫も、ここにある市販薬での完治は難しいです。理由は爪と同じで白癬菌まで薬の有効成分が届きづらいためです。
私が爪水虫になった時代は難しいとされていましたが、現在では爪水虫専用の外用薬も開発されたので病院で相談してみるといいと思います。
(例)処方箋が必要な爪水虫の外用薬
など、色々な話を薬剤師さんから聞いてきました。
今回お話を伺った薬剤師さんは60歳間近でしたが、今でも毎日薬剤についての勉強をされている方でした。また、こちらから聞かなくても、薬剤についての情報をたくさん話してくれる、とても喜作な方でした。
現場の薬剤師がおすすめする「水虫・爪水虫の市販薬」|まとめ
今回薬剤師さんから伺った話をまとめてみます。
水虫の場合
- 新しい成分である「テルビナフィン塩酸塩」や「ブテナフィン塩酸塩」などの市販薬を選ぶ。
- 「クリーム・軟膏・液体・ジェル・スプレー」は症状に合わせて選ぶ。迷ったらクリームタイプ。
クリーム | 軟膏 | 液体・ジェル | スプレー | |
長所 | バランス〇 | ジクジク症状〇 | 浸透性〇 | 患部に触れない |
短所 | なし | べたつきあり | ジクジク症状✖ | 浸透性✖ |
かかとの水虫の場合
- ドラッグストアにある市販薬での完治は難しい。病院で相談してみることが望ましい。
爪水虫の場合
- ドラッグストアにある市販薬での完治は難しい。今は爪水虫専用の外用薬もあるので、病院で相談してみることが望ましい。
以上、現場の薬剤師さんから伺った話の内容でした。また話を聞きに行く機会がありますので、次回は更に細かく色々な情報を調査して報告したいと思います。
水虫・爪水虫の原因である白癬菌が関係している症状は、足だけでなく体中にあります。
白癬菌の感染により起きる部位別の病名
こういった他の部位への二次感染や、家族にもうつってしまうケースは多発していますので、症状に気づいた時点での早期治療を心がけましょう。
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